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工房

2024/2/12

早瀬ギター工房

昨年9月、大分県竹田市にある早瀬ギター工房へお邪魔してきました。

まずは、早瀬 輪さんのプロフィール。(早瀬ギター工房 HPより)
1983年 埼玉県飯能市生まれ。
彫刻家の親がいる環境で、幼い頃から物作りに興味を持つ。
特に身の回りの音の出る物に関心を寄せる。
中学生のころにギターを弾き始める。
2002年  琉球大学で哲学を学ぶ。同時に沖縄音楽(歌三線)も習う。
2008年  埼玉県入間市の「弦奏工房」にて、アコースティックギターを一本製作。
2009年  ギター製作を志し、長野県上田市にある「SUMI工房」の鷲見英一氏に師事。
​2016年  大分県竹田市の民家に居を構え、納屋を改装して工房を開設。​

こちら工房、製作風景です。

早瀬さんとは昨年6月に開催されたTHGFで初めてお会いし、作品が素晴らしかったのでお取引をお願いしました。

どんなのを作っていただこうかと、工房訪問前に早瀬さんのHPで作品をチェックしていると、
ギターで採用されている寄木のロゼッタがとてもキレイだったので、その感じでウクレレでもお願いしたいな…と。

全体の雰囲気を想像しつつ、マスターグレードのムーンスプルースと、
かなり古いホンジュラスローズを一応工房に持参し、
あれやこれやと相談させていただきました。

工房の窓からの風景。

いいですねー。目が良くなりそう。

材のストックも見せていただきました。

ご覧の通りすごい量。
ホンジュラスローズもたくさんお持ちでしたが、今回は持参したものを使っていただくことになりました。

そして先週、2本到着しました。まずはご覧くださいませ。
こちらソプラノ、349mmスケール、12Fジョイント。

ご本人による説明です。

お次は375mmスケール、スロテッドヘッドのコンサート。

どうでしょう? 
デザイン、すごくないですか?
バインディングやロゼッタに使われているブラッドウッドの赤がいいアクセントになってて、
ちょっと和の要素もありつつ、洗練されていてホントに素晴らしい。
見れば見るほど丁寧で、細部に至るまで妥協のない感じが伝わってきます。

もちろんプレイヤビリティーもよく、
クリアで高音が綺麗に抜けるのでソロ弾きにも合いますし、
コード弾きでも発音がくっきりしていて気持ちがいいと思います。

ルックス通りの美しい音色ですので、ぜひ店頭でチェックしてください!